自律神経とは、神経自身が働いたり休んだりということを、人の意思と関係なく自動で作用する神経のことをいいます。
例えば、心拍数を自分の意思で遅くしたり速くしたりできないとか、血圧を自分の意思であげたりさげたりできないのは、自律神経がはたらいているからです。
自律神経には、交感神経と副交感神経があり、お互いに拮抗的に働きます。
緊張したり、活動的になっているときは、交感神経の働きが優位に、リラックスしているときは、副交感神経の働きが優位になっています。
この交感神経と副交感神経の働きのバランスを、うまくとれなくなった状態を、自律神経の失調ととらえます。
自律神経が失調すると、身体や気持ちの不調がでます。
鍼灸の施術で、この交感神経と副交感神経のバランスをうまくとれるように改善します。
ほとんどのケースで、交感神経の働きばかりが優位になっているため、休みたいときに体の緊張状態がとれなくて、眠れない、寝つきが悪い、眠りが浅い、寝ても疲れが取れない、動悸、めまい、高血圧、肩こりなどの症状がみられるので、副交感神経がうまく働くように鍼灸の施術をします。
症状は、人それぞれちがうので、「○○だから自律神経の失調」と、一概に決め付けることはできません。例えば、血圧が高いのは、血管の疾患や心臓の疾患も考えられます。一度、病院で検査を受けて、診断してもらうことをお勧めします。
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